MIXの基礎の基礎 ~さぁMIXをはじめよう~

MIX基礎

この記事ではMIXをこれから始めてみたい方や少しMIXを学び始めた方を対象に機材や環境の整備について記載しました。

MIXとは?

MIXとは複数のトラック(楽器や歌のデータファイル)を2MIXと呼ばれる1つの音楽データに混ぜ合わせる作業全般を呼びます。
通常左(L)と右(R)から再生される音源にするためそう呼ばれます。

ドラム、ギター、ベース、ボーカルなど別々のファイルで録られたものを混ぜ合わせるのもMIXですし、完成されたカラオケ音源にボーカルのデータを混ぜるのもMIXと呼ばれます。

なんでMIXをするの?

まずはこちらの2つの音源を聴き比べてみてください。

<MIX前の楽曲データ>

<MIX後の楽曲データ>

 

いかがでしたでしょうか?
最初の音源はなんだかモコモコしていたりボーカルが聞こえにくかったり聴きにくいですね。

楽器にはその音程の音の他に色んな音程の周波数が含まれています。(倍音と呼びます)
そのため、沢山の楽器を同時に鳴らすとゴチャゴチャに聴こえてしまったりするのです。

音楽データは音量の最大値が決まっているので整理してあげないと低音だけが最大値にいってしまったり高音は逆にスッカスカだったりバランスが悪いんですね。

そこで、MIX作業では高い音の楽器は低いところを削って高い音を出してあげてベースなどの低い音の楽器は低いところを出して高い音は抑えてあげることで楽器ごとの役割をハッキリさせてあげます
それが2番目の音源のように聴きやすい音源を作り出すことができるんです!

(周波数の図など入れる)

何が必要なの?

パソコン

PC, Desktop

FreeCliparts / Pixabay

最近はスマホやタブレットでも色々と音楽制作ができるようになってきていますが、自由度や完成度ではまだまだパソコンが優位です。

MIXもクリエイティブな作業ですからスタイリッシュにパソコンを使いこなして行きましょう!

お手持ちのものがある場合はまずはそこからで大丈夫です。
新規に購入される場合はCPUとメモリに余裕のあるものを選ぶと長く使えますよ。

DAW

MIXをするうえでのメインソフトです。
このソフトの中で作業をします。

各社から様々なソフトが発売されています。
どれを選んでも出来ることはあまり変わらないので好みで選んでも良いと思います。
大体のDAWは体験版で30日程度使えたりしますので比較してみてくださいね。

外見や操作感がしっくりくるものが使ってて楽しいです。

私が使っているDAWをご紹介します。
ずっとMIXやりたいと思う方はサクっと最上位版を買っちゃいましょう。
使えるプラグインや音源が増えるので他のソフトを買うよりまずはDAWの最上位がコスパ高いです。

1.cubase

歴史も長く使用者も多いソフトです!
出来ないことが少ない反面、出来ることが多すぎて混乱しやすいですが使いこなせると非常に強力なソフトです!
困ったことがあってもネットで調べて解決しやすいです。

音源やプラグインも質が良く、作曲からMIXまでやりたい方は特におすすめです!
私は、作曲・編曲での打ち込みに使っています。

2.Studio One


DAWの中では発売が新しいソフトです。後発なだけに必要な機能のみフォーカスされていかに素早く操作できるかに特化してるように感じます。

動作も軽くマスタリング専用モードもあるためMIXマスタリング用途に最適なDAWです。!
録音やテイク選定機能もすごく使いやすいのでVocalレコーディングからMIXまでやりたいボーカルさんには特におすすめです!

私はCubaseで作った各トラックをWAV形式で書き出してStudio OneでMIXとマスタリングをしています。

オーディオインターフェース

ギターやマイクなどをつないで、きれいな音でパソコンに録音するための機器です。
MIXしかやらないから録音しないし…というミキサーの方にもかなりの恩恵があります。

  1. パソコンから出る音が良くなる
  2. 性能の良いモニタースピーカーが接続できる
  3. プラグインを挿したときの遅延が小さくなる

以上のことから、オーディオインターフェースはほぼ必須です。
もってないだけで他のミキサーさんと差が出てしまいます…
早めに導入するのがおすすめです。

私はRMEというメーカーのBaby Faceというインターフェースを使っています。
透き通るようなクリアな音でとてもMIX向きの音をしています。

ヘッドホン

MIX作業では、ヘッドホンやスピーカーの色付け(低音が大きく出るなどの機能)が無い再生機器を使用します。
ヘッドホンはモニターヘッドホンと呼ばれるタイプのものを選んでください。

あまりテンションの上がる音ではないのですが、楽器や声など細かいニュアンスが聴きやすく、初めて使うとびっくりすると思いますよ!

私はShureのSRH440というヘッドホンを使っています。
1万円以下で買えて若干ハイが強めの傾向ですがモニターとして優秀です。
最初の一本にいかがでしょうか??

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/139771/

モニタースピーカー

MIX用に色付けの無い安定した音を出すためのスピーカーです。
モニターヘッドホンだけでもMIXできなくはないのですが、余裕があれば揃えた方が良いです。
上達していくならほぼ必須だと思います。そんなに音量を出すものでもないので検討してみてください。

以下のような利点があると思っています。

  1. 耳が疲れにくい
  2. 音の左右の広がりが確認しやすい
  3. 全体のバランスが確認しやすい

私はYAMAHAのHS5を使っています。
9割くらいスピーカーでMIXして、各トラックの細かい音質調整でヘッドホンを使用しています。


https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/184221/

プラグイン

MIXにつかうエフェクトなどです。
DAWを買うと基本的なものは揃うのですが、より簡単に、より良い音を、より詳細な調整を、等
色んなメーカーから様々なプラグインが発売しています。

インストールするとDAWに登録されて付属プラグインと同様の手順で使用できるようになります。

基本的にDAW付属より簡単で良い音になるものが多いです。
ある程度MIXになれてきたら導入を検討してみましょう。

こだわればこだわるほど… お金がなくなりますw

最初に買うなら、定番のWavesのバンドルが良いと思います。
結構古いプラグインが多くて使いにくいものもありますが、イメージャーやダブラー、実機シミュなど
DAW付属プラグインが弱い所をイイ感じに補ってくれます。

最近どんどんセールされていて、とにかくコスパがいいです。
ゴールドでも十分ですがホライズンあたり買ってしまうとしばらく困らないです。

購入するプラグイン決定には是非、私のMIX詳細記事も参考にしてみてくださいね。
かなりWaves使ってますw

MIXを楽しむ心

MIXはとても奥が深いですが、ずっと楽しみ続けることができる技術だと思います。
私もまだまだ新しいことを学ぶ機会があります。

依頼ひとつひとつにワクワクしますし、自分の曲の調整も毎回楽しくMIXしています。

最初はよくわからなくて難しいかもしれませんが、楽しんでいればどんどん上手くなります。
MIXを楽しみましょう!!

どうすれば上手くなる?

トライ&エラーと耳の成長にかかっていると思っています。

  1. 色んなジャンルの音楽を聴く
  2. 沢山音楽を聴く
  3. 意図と結果を明確にする
  4. 情報を集めてマネてみる
1.色んなジャンルの音楽を聴く

良い音というのは実はいろいろあります。

例えばジャズの良い音とEDMの良い音は全く違います。
その為、MIXでの処理もかなり変わってきます。
良い音を知るにはそのジャンルの音楽を聴くことは大切です。

2.沢山音楽を聴く

好きな音楽をミキサー目線で沢山聴いてみましょう。
最初はよく分からないですがだんだん耳が良くなっていきます。

この曲のボーカルはきっとこんな感じのコンプ設定かな?
スネアがかなり早いところでコンプ掛かってるな?
サブベースの処理が安定してて超低音のバランスが凄い!

なんだこいつ・・・って感じですね!
ミキサー同士で会話すると大体こんな感じですw

3.意図と結果を明確にする

技術の話です。
MIXの処理は適当にプラグインを挿せばいいものではなく、できるだけプラグインを挿さないのが良いです。

本末転倒のようですが、プラグイン処理をするほど原音とかけ離れる訳ですからね。
なぜそのプラグインを挿したいのかを明確にして処理するように心がけましょう。

そしてその結果、どのように音が変化したか。
これを考えながらMIXしていけば必ず上達していきます。

4.情報を集めてマネてみる

最初の一歩はDAWを前にして何をしていいかわからないと思います。

まずは真似してみましょう!
意図と結果と書いていますが、本を買ったりMIX記事を読んだりMIXしてる人から聞いたりすると
かならず意図は知ることができるはずです。

そしてそのまま真似してみましょう。
それが、その人の意図に対する結果です。

どんな音に変化しましたか??じっくり聴いてみましょう。

そして1曲MIXを完成させてみましょう。
最初はうまくいかないことが多いと思います。でも完成させて発表するのがとても大事です。

ずっと同じ曲を続けるより、ある程度でキリをつけて次々行きましょう!
沢山経験して素晴らしいミキサーを目指していきたいですね。

私のMIX手法は全部公開していますのでどんどん真似してください!!

MIX詳細記事